時効の中断手続きについて

山02自賠責保険による損害賠償請求権にも民法上の消滅時効が適用されます。治療が長引いたり、相手方との交渉がうまくいかない場合には、この時効が成立してしまう可能性がありますので、損害賠償を求める権利を維持していくためには時効の成立を妨げる手続きが必要になります。
基本的に時効は訴訟の提起、支払い命令のい申し立て、請求権に基づく催告、債務の承認などによりストップします。自賠責保険については保険会社に対して時効中断申請書を提出することにより、時効の成立を防ぐことができます。また自賠責保険から仮渡金や内払金が支払われている場合は、前述の債務の承認にあたることから、その時点で時効はストップすることになります。
ただし時効については注意しなければいけないことがあります。被害者の加害者に対する損害賠償請求の場合、自賠責保険に基づく請求をしていても債務の承認とはならず、損害賠償請求権の時効は成立してしまうのです。これは自賠責保険に基づく請求はあくまでも保険金請求であり、相手方の不法行為による損害賠償請求とは別個の権利だとされているからです。また時効の起算点は被害者と加害者により異なるうえ、被害者請求の時効成立期間も死亡や後遺障害、傷害により違ってきますので、事前に保険会社に確認しておく必要があります。

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